楽天市場の制作会社の広告で良くトップページを掲載してあるページを見かけますが
楽天市場等のショッピングモールの場合、検索や広告でやってくるお客様の大半は、
直接商品ページが入口であるため、下記の順番で作っていきます。
商品ページ→カテゴリーページ→トップページ
もちろん会社概要等必須ページは先に設定しますが、トップページはメニュー的な意味合いが強いため、
後記致しますが、しっかりした第一画像があれば、目玉商品機能を使って
商品の登録を行うだけでも十分な機能を持たせることができます。
2019年2月より楽天第一画像に以下の3点が商品の制限が加わりました。
・テキスト要素が20%以内(画像は20%)
・枠は1辺の50%以内(画像は枠無し)
・背景は白背景か写真背景(画像は白背景)
楽天市場のシステムにより商品のPCの第一画像が、モバイル・スマホに反映されるほか
楽天サーチやランキング市場等の様々なシーンにこの画像が使用されています。
また、小さく使用されることが多いので縮小にも耐えるデザインを制作する必要があり
楽天サーチ等で他の商品と並んだとき目立つようにしなければクリックを誘えません。
縮小が前提と考えると商品画像はできるだけ大きく、文字は商品を明確に示し制限の中で
できるだけ大きな文字で簡潔に記載する事を優先した方が有利だと考えられます。
※画像の赤ラインは文字要素の説明のため記載しています。実際の画像にはありません。
スマホは特にファーストビューが商品の第一画像になり、右から左にスワイプさせると
第2第3と順番に表示されます。同じ商品でも角度を変えて見せてみたり
商品画像1~20までで、ストーリー性持たせたりする工夫が必要です。
商品画像の作成には、フイルムの貼られることも多いスマホでの表示を意識して
文字の大きさや、色のコントラストの高い画像を制作しましょう。
タップするボタンも大きすぎても使いにくいことがあり、必ずシュミレーターではなく
スマホの本体から、できれば複数の機種で必ず確認を行って下さい。
なお、スマホ版TOPページやカテゴリーページは文字数の制限がありますが、
画像数の制限はありませんので上手に利用するとかなりのページの仕上がりになります。
楽天市場の魅力は多彩なイベントが開催されること。売上はマスコミにも影響されます。
商品ページの基本は、レイアウトにこだわるより、変更への対応力を優先させるべきです。
イベント時のキーワード挿入はもちろん、全国ネットのTV番組で話題のキーワードが
放送されたら、即、商品名に反映すること。売上にダイレクトに影響を及ぼします。
楽天市場も各ページにポイント表示をしたいみたいですが、現在の所、参加イベントや広告など対応していないため
ごく一般的なポイント数の表示しか出来ていません。
店舗独自で商品名に、その商品の最大ポイント取得数を表示させることは、とても効果あります。
特に高額商品は取得ポイント数も高額になりますので、是非押さえておきたいところです。
また、楽天市場は、CSV一括登録が無料になりまたので、工夫すれば、PCスマホ共に商品名以外にも動的な対応が無料でo行えます。
印刷物のように面積の制限がありませんので、文字数制限を守れば、ロングページに対応可能です。
商品の情報量は多いほど良く
画像を多用して、商品名や価格・割引率・送料・ポイント倍率などは、もちろん。
原材料・使用方法・おいしい召し上がり方・お客様の声レビュー等で構成していきます。
楽天MVP(年間・月間・週間)や楽天ランキング(デイリー総合・週間)1位の情報なども、特に有効なコンテンツです。
一定の市民権を得たECですが、顔の見えるリアルに比べるとまだまだ、信頼感が低いため、新聞・雑誌・TV等の
マスコミの掲載情報は、第三者評価として爆発的な売上を作るヒットコンテンツ♪必ず掲載しておきたいものです。
中には、企業秘密にしたくなるような時柄まで公開しているページもありますが、
コレは、ネットショップという特性上、目で見る情報に頼っているからです。
文字数制限がありますので、ギリギリまで使用して、丁寧に説明して下さい。
消費者保護のためと、不適切な販売価格設定(%OFF等の2重価格表示)や
必須記載事項未記載(健康食品・医薬品)・景表法違反(優良誤認・有利誤認表記)など
TV等の他のメディアや他のモールに比べて、一番厳しい表現に対するルールがあり、
違反点数制で最高で300万円の違約金を含む契約解除等の罰則規定があります。
謝って記載したことには寛容で、指摘箇所をすぐ修正を行えば許容してくれますが
修正に費用がかかる恐れもありますが、事前にルールを良く理解する必要があります。
また、表現に関しましても、ナンバーワン・トップ・最初・唯一など他に対して優位性を
示す表現や極上等、あいまいな表現については原則禁止ですからご注意下さい。
又、※健康食品・化粧品・医薬品・医薬部外品・医療機器の商品ページに
身体への効果効能にあたるレビュー書き込みを表示することは禁止されています。
楽天市場の規定で当店通常価格やメーカー希望小売価格はエビデンス(証拠資料)を
ページに掲載しなければ、%OFFなどを掲載できません。(当然広告もNG)
エビデンスの種類は、パッケージや商品タグに価格を印刷してあることなどでありますが、
何もなければ、流通システム開発センターのJANコード登録がお勧めです。
※流通システム開発センター
事業規模にもよりますが、費用も安価でネットなら7営業日で事業者登録を行えますし
JANコード統合商品情報データベースに登録すれば、楽天市場の規定に合うエビデンスにも利用できます。
説明を受けたければ、全国の商工会議所が窓口になっていますのでご利用下さい。
楽天スーパーSALE時など二重価格設定を表示させサーチ登録させると非常に有利です。
マーケットの小さいニッチ市場は、大手が手を出しにくい分野ではありますが、
小さな会社を運営する程度の利益を確保するのは充分可能ですから有望な市場です。
むしろ商品が育って安定したときに、後発企業が、低価格を武器に牙をむきます。
また、大手企業が、マーケット規模が育つのを待って、類似品を展開することがあるため
取り急ぎ、商標登録や実用新案を取得して権利を確定させます。
下記、特許庁のHPを閲覧して、自分で行えば特許印紙と郵送料程度で出願できますし、
ネットで検索して、格安の特許事務所に相談してもだいたい10万円以下で取得できます。
ただし、商品が育つ過程で、権利の範囲等が細かく分かれているため見直しは必要です。
※特許庁
中身が見える福袋の進化型の選べる福袋は、どの業種にも通用する有望なコンテンツです。
楽天市場で今や一年中アクセス率の高いビッグキーワードである福袋に、選べる楽しさを
加えたため、転換率も高いコンテンツです。
以前、楽天市場の広告規定で福袋は割引率が表示不可だったため、
福袋で行くか割引率を表示させたセットで行くか迷ったため、
商品の第1画像だけ差し替えてABテストを行いました。
結果は5日間で3,000個完売で売上差が5:1で圧倒的に福袋の圧勝でした。
(現在は、福袋にも割引率を表させることが許可されたようです)
ただし、商品設計で高度なスキルがいることと、発送作業が繁雑になることが欠点で、
楽天市場の商品CSVで落ちてくる品番と選択肢を組み合わせて、簡易データベースソフトを使って、
単品品名を表示させた発送伝票を発行して対処致しました。売上げアップに悩まれている店舗は、
ぜひチャレンジしてみて下さい。
※左記の画像は、実際の商品画像ではありません。説明用に作り直したものです。