出店直後の店舗は、まず、1商品登録してクレジットカードの審査を受けましょう。
審査は約1ヵ月かかりますので、その間に商品企画を考え、ページ制作を行います。
まずは、ランキング市場でライバルと思われるカテゴリーの上位商品を定点観測します。
価格・割引率・内容量・写真・表現方法・レビューの内容・発送方法・送料・あす楽など
徹底的に分析して、その商品に勝てる自社商品の開発を行いましょう。
企画とは、お客様がどの商品をいくつ買い、売上がいくら上がり、いくらの利益が出る。
また、商品の部材がいくら必要で人が何人いるまで具体的に考え、物語を作りあげる。
この予想し、企画する事が、1番はじめにやるべき1番大切な作業になります。
最初は、データがありませんから失敗もあるでしょうが、修正を繰り返し精度を上げます。
また、逆に比べようのないオリジナリティー溢れる商品を企画するというのも有りです。
楽天市場は、集客力が抜群ですから、マーケットにあう商品なら無理のない価格で
当たり前に販売しても月商100万円ほどは数ヶ月で達成する店舗は多数あります。
ここで、マーケットにあう商品とは、ずばり多店舗で大量に売られてる物の隣の商品です。
たとえば、楽天市場でランドリーボックスを検索すると約13,000件の登録がありますが
キーワードに奥行19cmと追加すると約110件で、ほぼ1社の独占状態(H29年7月現在)
価格も大半が10,000円以上♪奥行30cmのものは大量にあり、市場が大きいのでしょうが、
価格競争が激しく、業界大手が競争に勝ちますが、利益率となると、どうでしょうか?
奥行19cmは本棚なら大量にありますので技術的には可能な店舗はあると思われます。
また、マーケットが小さいので、新規出店者にとっては利益を充分出すことができても
業界大手が手が出しにくいマーケット規模ではないでしょうか?
上記のように、今ある物でも見方やターゲットを絞ったニッチ商品に利があると思います。
人気TV番組でもリフォームをテーマにしたお風呂の脱衣所の洗濯機の横に下着を収納
するというスタイルを繰り返し放送されていますので、需要も増えると予想されます。
上記のアイテムが現在どの程度販売されているかは、レビューも少なく不明ですが、
新規店舗が取り組む姿勢としては正解であり、表現に工夫を凝らせばもっと売れますし
この方針で商品開発を行えば、いずれヒット商品が生まれる事が予想されます。
この他にも、倉庫で眠っている在庫を価格を見直す事でアウトレットして復活させたり
既存商品を組み合わせて、選べる福袋を作ったり、様々な売り方の工夫を施せます。
また、メディア掲載された商品で楽天市場内にない商品をNot Foundワードリストとして
毎日公表していますが、これを元に商品企画を行えば当面競争を避けることができます。
利益の取れるメイン商材と共の楽天市場から店舗まで連れてくる商材が必要になります。
楽天スーパーSALEやお買い物マラソンの時などの買い回りでポイント最大10倍企画は
楽天市場で最も盛り上がる企画で、その条件が1,000円(税込)以上なので価格は1,000円
また、ポッキリ1,000円などのキーワードが大量に配布され、検索もされますから、
お一人様1個限定などの条件付きで送料無料の1,000円のお試し商品を企画しましょう。
また、楽天プレミアムなど2,000円以上の送料別商品の送料を500円分楽天市場が負担してくれる
特別会員プログラムが始まりました。それに合わせた商品も狙い目です。
お客様リストを集めることが、目的ですから、あまり欲張らずに中身を充実させますが
無理をして赤字を作らないよう計算します。量は少しもの足らないかな程度でも充分です。
飛脚メール便や郵便局のレターパックで配送できるもので考える方が成功しやすいです。
楽天市場は、基本的なHTMLだけでページ作成が可能ですが、売れているショップは
ページ製作プロの力を借りているところがほとんどで、今では、プロ対プロの戦いになっています。
指導者がいない環境で、素人の方を楽天市場をよく知る優秀なIT技術者に育てるのに、
機材を含め、どのくらいのコストと時間がかかるのか計算をしてみればわかります。
最低でも、PCやソフトを含め一人につき約20万円、PCの操作に覚えるのに2~3ヶ月
楽天市場を理解するのに2~3ヶ月、仕事をしながらなら、さらに倍の期間がかかります。
無事育てば、コストを取り戻すことができますが、移籍や退社のリスクを考えると
1人雇用するつもりで、実績のある専門家に相談した方がコスパが良いと思われます。
楽天市場の売上上位の店舗ほど専門家のブレイン多数持ち、活用しています。
写真撮影にしても、高価なカメラを購入しても、良い写真を撮るのはカメラが撮るのではなく、人が撮ります。
経験豊かなカメラマンが、楽天市場を熟知したアートディレクターとコラボするから、
売れる画像を撮影することができます。
また、機材にしても本格的に揃えれば、数100万円を超えますのでプロにお願いする方が安上がりではないでしょうか?
様々な制作会社が、持てるテクニックをフル使用したページでアピールしていますが
楽天市場のページを作ったことがあるだけの成功体験のない会社が大半です。
楽天市場では、年間・月間・週間のMVPやデイリー総合ランキングがあり、
受賞者には、さらに売り上げアップを後押しするプログラムが用意されています。
つまり、成功体験が成功体験を呼ぶ仕組みになっていますので、会社の規模に関係なく
成功体験の豊富な楽天市場元店長が独立して、実績を上げ続けている会社がベストです。
ただし、経験年数が長くても、現場を離れて2年もしたら、ノウハウに変化がありますので、現役の方がお奨めです。
また、感受性の違いなのか、成功体験は、不思議とグループで共有化されにくいものなので、
出来れば実際に成功体験した方に担当者を指名したいところです。
また、楽天市場はジャンル別に分かれ、専門ノウハウが、かなり違いがあります。
特にコスメ・健康・医薬品ジャンルでは、薬機法関連の専門知識が必要とされ、
さらに楽天内にも、薬機法より厳しい広告関連規定がありますので
他ジャンルで、大きな実績があっても、苦戦しているのが実情のようです。
楽天市場の場合、1商品にPC・スマホ・モバイル(ガラケー)と3つのページの登録を
行わなくてはいけませんので、ある程度商品の画像や原稿が整っていても、
成功体験があり2重価格やNGワードを避けて、楽天内SEOにも効果的なページ製作を
何もないところから作れば、かなり優秀な技術者でも、1日に1商品程度が良いところです。
製作会社の人件費率(売上に人件費占める%)高い会社で約50%といわれていますので
内容によりますが、1商品登録に付き3万円はかかるのが、健全だと考えられます。
商品は、そのままでページリニューアルしただけで、売上が10倍なんてざらにある話です。
激安を売物にしている製作会社もありますが、原稿製作のほとんどをお客様にやらせて
あり物のテンプレートに、新人社員がただ流し込むだけなので、仕上がりが単調で
前記の違反条項に触れていてもそのままの場合があります。
広告や【スーパーSALEサーチ】イベント商品申請に合格しませんのでご注意下さい。
いくら、ページ制作費が安くても、商品そのものが売れなければコスパは×。
また、利益率が低いので、そんなに出せないという商品は、価格そのものを見直したり
他の商品と組み合わせてセット化して利益率を上げたりする工夫が必要です。
そもそも、リアルでもネットでも利益の出ない商品を出品するべきでしょうか?
割り切って処分するべきです。